成功と幸福を呼ぶ言葉01

06 本当の親孝行は自分が自立することだ

私は、北海道の美唄という炭坑の町で生まれました。

父親が戦争に行っていたのが長かったせいか、私の家はとても貧乏でした。
家も傾いていて、ある時などは父親が、丸太で家のつっかい棒をして、家が倒れないようにしているのを見て、 びっくりした思い出があります。
生家はそれほどのぼろ家でした。

私が小学生の時に「恥ずかしく友達を家に連れてこれないよ」と、両親に話したら、そのこと聞いた私の両親は、 奮起して朝暗いうちから必死になって働いて、三年後に家を建ててしまったのです。

私は当時子供でしたから、その時の両親の気持ちは理解できませんでしたが、
三十五歳の時に父親とその当時の話をしたら「あの時、お前が恥ずかしくて、友達を家に連れてこれない、 と言ったその一言がきいた。
それで一生懸命頑張って家を建てたのだよ」と話してくれました。

子供のたった一言で、子供に恥ずかしい思いをさせたくない、
という一念で家を建てるという目標を持って、実現してくれたのです。

私は涙が出るほど嬉しかったです。
本当にありがたいと思いました。

大人になってからも、自分で事業を起こして、経営をしている中で、
障害にぶつかった時に、父親に電話をして声を聴くと心が落ち着きます。

母親は、他界していますが、お墓参りをするだけで、力がみなぎってきます。

そういう経験をされている人は多いと思います。
なぜなのでしょう。

私たちは様々な人間関係の中で生きていますが、私たちの原点は両親だからなのです。
一番大切にすべき原点、すなわち自分の親を大切にしない人間が、他の人々を大切にするはずがありません。

人間を大切にしない人間が、他の人々を大切にするはずがありません。
人間を大切にしない人間が成功するはずがないのです。
親孝行しなくてはいけないな、とつくづく感じました。

父親が病気になった時、自分は本当に親孝行したのだろうかと、心の底から悔やみ自問自答したことがありました。

ある年配の方に、親として子供からどのような孝行をされたら嬉しいのか、伺ったことがありました。
その方は答えてくれました。

「本当の親孝行というのは、あなたが立派な男になることですよ。それが、最高の親孝行なのです。
親にとって、自分の子供が自立して、立派になって、社会的にも認められた姿を見ることほど嬉しいことはないのです」
私はそれを聞いて、なるほどな、と思いました。

お金や物など形あるものをあげたり、温泉に連れていったり、老後の世話をすることも確かに立派な親孝行です。

しかし、一番の親孝行とは、自分が自立して、立派になって、世の中に貢献している姿を見てもらうことなのです。 それが本当の親孝行なのです。そう思った時に、まるで天からのメッセージのようにインスピレーションが湧き出てきました。

この言葉を結婚式などで読ませてもらうと、出席者が心から感動してくれます。

私はこのインスピレーションに「原点の心」と題を付けました。


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